ベルセルク第1巻 <黒い剣士>
最終巻を読んで、改めて第1巻から読んでみようと思いページを開いた。
「身の丈を超す巨大な剣を背負い、ごっつい鉄の義手をつけた、全身黒ずくめの剣士」
主人公 ガッツ
この頃のガッツはまあ、無慈悲、非情、とにかく嫌な奴。まったく人間の心を持ち合わせていない。
物語の冒頭から町の酒場に入るなり、その場にいる悪党風情の輩を有無も言わせず連射ボウガンで射貫く。抵抗するものには巨大な剣で胴体を真っ二つに引き裂く。
またその描写がかなり残酷で内臓は飛び出るは、舌を垂らして白目向いて絶命する輩やらほんとグロテスク。
妖精パック
陽気なパックがいなかったらこの漫画まったく救われない。暗すぎる。
あとパックがガッツの内面の解説役となりこの物語を案内してくれている。
「気安く触るんじゃねえ、つぶすぞ」
こんなこと言われてるパックは結局最後までガッツについて回ることになるんだけど、こんな嫌なやつについていくパックはどうかしてる。。。
中世のヨーロッパを思わせる世界
馬に乗った騎士たちが街を走る。
死体の山、槍で串刺しにされてる子供
ベルセルクの最初のうちは、ふつうキャラ的にいってこの子は殺されんやろっていうような登場人物が簡単に残酷に殺されるんですよねー。
どこまでも救いがない
騎士たちの中にコブラ人間が一体。そいつがボスでガッツはそのコブラ人間を追ってこの町に来たみたい。
コブラ人間VSガッツ
巨大な剣で胴体真っ二つにしてガッツの勝ち
「5人のゴッドハンドはどこにいる?」
「ゴッドハンド。。。」
ゴッドハンドに復讐を誓うガッツなのであった。
今一巻を読んでみると改めてパックの偉大さを感じます。この物語パックがいなかったらと思うと・・・こわい
ただ単に復讐だけ、殺戮だけの怖い話になっちゃう。
いったいゴッドハンドにどんなことされたらここまで冷酷で非情な人間になれるんだろう。それにゴッドハンドって一体どんなやつなんだって想像力を掻き立てられたなあ
この頃のガッツは好きじゃなかったけど、この後
どんどん魅力的になっていくんだよなあ
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